2008年11月25日火曜日

子供の基準

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 育児応援 それいけ!パパパンマンのマーチ       第六号
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2008年11月28日

第六号のメニューはコチラです。


■ご挨拶

■■テーマ「子供の基準」

■■■編集後記


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■ご挨拶


こんにちは! パパパンマンです。

めっきり寒くなりました。

私 冬が嫌いなので ちょっと憂鬱です・・。

みなさん風邪対策キチンとお願い致します。

それでは 今日も ♪それ行けー!ってな感じで行きましょう。



こないだ うちの娘が絵本を見て泣き出しました。

その絵本の衝撃の内容とは・・・




詳しくは 後記にて。








■■テーマ「子供の基準」


今月は あるひとつの古いアルバムを紹介したいと思います。

このアルバムは 妻の親類の旧家から出てきた 貴重なアルバムです。

所有者の方の許可を得て、

この度ホームページにて公開させて頂いております。



大正・昭和・戦争 の写真資料 「吉次さんのアルバム」

http://www.asn2525.com/yoshiji/



時代で言えば 大正~昭和初期 あたりで、

このアルバムには、一人の男性の半生が凝縮されています。

その男性の名前は 吉次さん と言います。

想像するに 彼はとても裕福な家庭で育ち、カメラが趣味で、

友人がとても多く、豊かな人生を送っておられたように見受けられます。


しかし、彼は 若くして戦争によって命を落としました。

最後はボルネオの海の上だったと聞いています。

34歳ごろの話だと思います。 ちょうど私と同じ歳です。




この写真の一枚一枚は 貴重な歴史の証人です。

遠い昔、70年以上も前に 間違いなく この瞬間があったのです。

この歴史の1コマ 1コマは 私にとって とても感慨深いものです。



今日 あなたは「戦争に行け」と言われたらどうしますか?

愛する家族を置いて戦争に行けますか?

今の私ではとうてい考えられません。

戦争とはいかに残酷なものか、

この歳になり 家族ができて ようやく理解できたのかも知れません。


彼の奥さんを知っています。

残念ながら一年程前になくなりましたが、

とても陽気でおもしろいおばあちゃんでした。

吉次さんがなくなった後も 彼女が大切にしていた このアルバム・・・。

出来るだけ 多くの人に見てもらい、

いつまでも受け継がれて行けばよいと願っております。






人は何か基準をもうけないと不安定になります。

暗闇でまっすぐ歩けないのと同じです。

幸せや、満足感もそうだと思いませんか?

すぐに周りと比べて そこを基準にしてしまう・・・・。 

人より裕福な事が幸せなのでしょうか?

人より裕福だと満足しますか?



自分の幸せを周りと比べてはいけません。

「幸せは自分の基準で決めればよい」 とそう思いませんか?

子供がいて 子供の為に生きられるなら

それは「幸せ」以外の何なのでしょうか?


小さい子供は まだまだ周りの基準というものにこだわりません。

唯一 パパとママだけが基準です。

子供の前では 「私達は幸せだ」 と笑顔で伝えてあげてください。

それだけで 子供は幸せになります。  

子供の基準とはそういうものです。



それに 今の暮らしは 両親達が同じ歳だった頃と比べれば

格段に 高価で便利なものに囲まれ、快適な生活をしています。

それを幸せと呼ばずに なんと呼べばよいのでしょうか?


真夏にクーラーのない車で よくドライブに連れて行ってもらったものです。

今では よい思い出です。

電子レンジがはじめて家に来た時の事もよく覚えています。

年賀状だって 宛名はみんな手書きでした。


それに・・・・ 今は 戦争もありません。


お金を稼ぐ事は動物としてエサを捕るのと同じことです。

動物として避けては通れません。 大変なのは当たり前です。


しかし、毎日、一生懸命 知恵を絞るも、汗をかくも、

それが子供や家族の為なら、むしろ”楽しい事”ではないですか?


もし、今 育児に疲れておられる パパママがおられましたら。

一度肩の力を抜いて、自分の基準をもう一度見直してみましょう。

きっと気持ちが楽になると思います。




いかがでしょうか 11月のパパパンマンでした。










■■■編集後記


こないだ 5歳の上の娘が絵本を見て

じわじわと泣き始めました。

そのうち大泣きになって妻の足にしがみついていたそうです。

「どうしたの?」ってきいても 絵本を指差すばかり。


その絵本のタイトルとは 「ごめんね ごん」です。

知ってますか?

[内容]

★ごん(犬)の飼い主けんちゃんは、電車に乗って、ある駅まで、

ごんを捨てにきました。けんちゃんの家族は引っ越しで、

もう犬を飼えのです。 そうとは知らずに、

ごんはもう戻らないけんちゃんをさがします。★




最後は飼い主が過ちに気付いて 次の日に迎えに来て

「ごめんね ごん」 と謝って つれて帰るのですが、

その間の一匹でさみしい孤独感が自分に伝わってしまったのでしょう。

親としては なんとも微笑ましいというか・・なんというか・・


かわいそうでしたが 嬉しくもあった出来事でした。

「おー 我が娘も 相手の気持ちを考えてあげられるようになったか・・」




しかし! しかしです。

うちの娘 実は「マッチ売りの少女」では全然 顔色を変えないのです。

なんで? 

あの話の方が 全然かわいそうじゃないですかぁ?

最後には 幼い女の子が天国へ召されてしまう・・・


あれほど悲しいお話はありません。

今見ても 私が泣きそうになります。(笑)



娘いわく

「笑顔で天国に行ったから かわいそうじゃないねん。」

だそうです。


そ・そうなん・・・・


子供の基準って わからないものですね。





今月のオススメサイト

大正・昭和・戦争 の写真資料 「吉次さんのアルバム」

http://www.asn2525.com/yoshiji/











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